卒業間近の医学生の8割以上は、緊急の患者を蘇生する心臓マッサージなどの心肺蘇生(しんぱいそせい)の実施 能力に疑問のあることが、全国の医学生に行った調査でわかり、日本蘇生学会で 発表される。 調査は、全国36大学の医学部6年生約3300人を対象に、卒業試験の際、心肺蘇生に関する 基本的な13項目を質問紙でテストしたもの。 このうち、呼吸の有無の確認や、人工呼吸の際に空気を送り込む気道(きどう)を確保する 方法、心臓マッサージで圧迫する部位(心臓マッサージで胸の押す位置)など、実技に 必要な6項目を正しく答えたのは16%に過ぎなかった。 → 84%が不正解! 一方、救急救命士の専門学校生にテストを実施したところ、正解率は73%で医学生を 大きく上回った。
調査にあたった旭川医大の岩崎教授は、 『一般に試験は実技より成績がよく、現場での実施能力はさらに低いのではないか。 医学教育が専門化し、蘇生の実習時間が少ないことが原因。』と見る。
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