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滋賀県内の社寺で仏像やこま犬などの盗難が相次ぎ、氏子たちが対策に苦慮している。 仏教美術の宝庫の滋賀だが、文化財指定以外の仏像などは、 形や寸法を記録していないため、照合できずに社寺に戻らないケースもある。 防犯対策は氏子の数が減少するなか、 氏子に経費の負担が重くのしかかるため、進んでいない。
『ご神体を見るのはタブーで、神像は誰も見たことがない。 でも盗難が相次いでいたので、記録しようとの話も出ていた矢先だったのに。』 盗難被害にあった神社の氏子は憤る。 今年4月、4つの神社で、本殿のこま犬八体と神像一体が連続で盗まれた。 いずれも普段は無人で、2つの神社は無施錠だった。 県警によると、寺や神社から寄せられた仏像盗難の被害届は 2003年は7件27体、2004年は5件32体 2005年は4月15日時点で、3件6体。 被害は滋賀県内全域に広がっている。 被害にあったほかの神社では、盗まれた重要文化財の神像が見つかり、神社に戻ってきた。 しかし、昨年5月に盗まれた仏像25体は今も見つかっていない。 いずれも記録台帳はなく、住職は、『この仏像を探してほしい、と具体的に訴えられず、 取り戻す方法はない。』と話す。 古美術業者は、『自宅の不要品と持ち込まれれば、盗品と疑えない。 国宝なら5億円が相場で、9割以上が海外に流れる』と語る。 県神社庁は4月3日、相次ぐ盗難に宝物類の特徴を記録する台帳の作製や、 防犯ブザー設置などの防犯対策をするよう、県内1433社に通知した。 滋賀県内の宮司は250人。1人で30社以上兼ねる宮司もおり、 管理運営は氏子に委ねる所が多い。 過疎化や信仰離れの理由から氏子が少なくなって 祭りの運営費を生み出すのも大変なのに、防犯設備の費用を工面するのはさらに厳しい。 関連ページ ご神体や仏像の盗難-神社仏閣、文化財の盗難 お寺のご本尊の監視システム 携帯電話による自動遠隔通報システム
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