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福岡県志免町の町役場に置き忘れられた佐賀県鳥栖市内の男性の 住民基本台帳カードが、別人がなりすまして交付されたものとわかり、 鳥栖市は4日、『虚偽の申請があった』と発表した。 総務省によると、 住基カードの不正取得が発覚したのは昨年8月の交付スタート以降初めて。 志免町役場でカードが見つかったのは今月2日。住民課に小物入れの忘れ物があり、 職員が中を確かめると、鳥栖市が交付した住基カードと印鑑、通帳などが入っていた。 同町から連絡を受けた市職員が、カードに記載のあった市内の50歳代の男性に 電話で連絡すると、男性は『カードを作った覚えはない』と答え、 名前、住所、生年月日は一致したが、カードの顔写真は別の男のものだった。 不正申請したとみられる写真の男は、被害男性とほぼ同世代で、 昨年9月、顔写真を持って市民生部の窓口を訪れた。 男は免許証などの身分証明できるものを持たず、 市は国のマニュアルに従い、郵便で住所地に照会書を送付。 男は同16日、照会書を持って窓口を訪れ、カードの交付を受けた。 本人宅に送られた照会書を、男は何らかの不正な手段で入手したとみられる。
佐賀県鳥栖市で住民基本台帳カードが別人による虚偽申請で交付された事件で、 同県警鳥栖署は6日、福岡市内の男を有印私文書偽造、同行使容疑で逮捕した。 容疑者は、『金に困っていた。カードを使って複数の消費者金融で数十万円借りた』 と供述しているという。 容疑者は03年9月、鳥栖市役所で知人の男性の生年月日などを記入し、 自分の顔写真を添付して偽造した住基カード交付申請書を同市民生部市民係に提出し、 住基カードを不正に取得した疑い。 容疑者はかつて、被害者の男性と同僚だったことがあり、 その際に男性の生年月日など個人情報を入手したらしい。 市役所で申請の際、容疑者は運転免許証など顔写真付き証明書を提示しなかったため、 市は本人確認のため、男性の住所に照会書を郵送し、それを持参させる方法をとった。 容疑者は被害者の自宅にも出入りしていたが、 被害者の男性は、『(照会書が)大事なものとは思わなかった』といい、 封を切らないまま容疑者の求めに応じて照会書を渡したという。
虚偽申請された住民基本台帳カードは、 住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)の本格稼働に伴い 昨年8月から全国で交付が始まったばかり。 導入時から情報漏えいや偽造など安全性への疑問が指摘されていた。 カードを取得すると、全国の市町村で住民票の写しを取れるようになるが、 役所での手続きはあまり変わらず、実際には写真付き住基カードが 『身分証代わり』として役立つ場面が多い。 たとえば消費者金融での融資。 ある大手は『免許証、保険証、旅券しか受け付けない』 とするが、別の大手は『写真付き住基カードなら大丈夫』と異なる。 複数の都銀や地銀でも住基カードの提示で口座開設が可能。 クレジットカードの国内大手は『住所と生年月日があれば本人確認できる』という。
住民基本台帳カード-地方自治体が希望者に交付する。
集積回路(IC)チップに名前、生年月日、性別、住所が入力され、 顔写真付きと、無しの2種類がある。 カードがあれば、全国どこの市区町村でも住民票の写しが取れ、 転出届を郵送で提出できるといったサービスが受けられる。 顔写真付きは身分証明書としても使え、 電子政府、電子自治体の基盤として先月スタートした 公的個人認証サービスの電子証明書もこのカードに格納される。 関連ページ 戸籍、住民票関連リンク集 個人情報の関連リンク集 いろいろなセキュリティINDEX
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