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昨年から今月にかけ、停車中の東海道新幹線の車内で宝石商が宝石入りバッグを 置き引きされる事件が相次いで4件も起きている。 被害額は計4億円近くに上るが最初の事件以外は未解決。 同じ手口による被害の繰り返しに業を煮やした保険会社側は、 宝石の盗難保険の契約を渋り始めた。
「注意散漫としか言いようがない。このままでは保険料が上がり、業界は苦しくなる。」 宝石・貴金属関係の業者が加盟する日本ジュエリー協会の関係者。 事件はいずれも発車前の新幹線車内で起きた。 1件目は昨年11月、宝石卸会社の社員が約1億円相当を網棚に置き、 数分間車外に出たすきを狙われた。 12月には宝石加工会社の社長が約1億円相当を盗まれたのに続き、 1月には3、4件目が連続発生している。 2件目以降は席を離れてないが、鞄を背もたれと壁の間に置いたりしたため、 犯人が割と簡単に持ち去ったとみられる。 宝石商はすべて約2000軒の宝石業者が集中する台東区のJR御徒町駅で電車に乗っており、 犯人に尾行された可能性もある。
警察も『なぜ鞄から目を離すのか。通報が遅いのも捜査の障害。』と首をかしげる。 警察への通報は3件目が発車の30分後、4件目は盗難に気づいてから40分も後だった。 ある卸会社の経営者は、 『宝石の売り上げはバブル期に比べ半減していて、 盗まれた方が逆に会社の利益になる場合さえある』と背景を考える。 すでに一部の保険会社が宝石の盗難保険から撤退したり、 新規の契約を断ったりする状況になっている。 関連ページ
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