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国内で盗難にあった乗用車やRV車が、海外30カ国で計1424台も見つかっていることが、 国際刑事警察機構(ICPO)を通じた警察庁の調べで分かった。 イギリスやアフリカ諸国での発見例が多く、窃盗団が組織的に密輸を繰り返していると思われる。 今年7月末現在のまとめでは、国内の盗難車がほぼ世界中に流出していることがわかった。 調査で見つかったのは、欧州9カ国1074台、アフリカ14カ国318台などが目立ち、 特に日本と同じ右ハンドルが主流のイギリスで998台と、突出していた。 盗難車の多くは、セルシオ、クラウン、シーマなど国産の高級車や パジェロ、ランドクルーザーなどRV。
昨年2月、車の窃盗で暴力団員ら37人を逮捕した事件では、 覚せい剤の購入資金を稼ぐため、組員らを使って組織的に車を盗ませていた。 車は偽造ナンバーをつけて国内の暴力団に転売していたほか、 パキスタン人の中古車輸出業者が、福岡県の門司港からアラブ首長国連邦、 パキスタンなどに船で密輸し、売りさばいていた。 この事件だけでも確認された被害は、車上狙いなどを含めて859件、 総額5億4000万円に上った。 さらに、盗難から運び出しまでの所要日数も短縮化されており、損保会社の調査では、 今年3月に盗まれたベンツが2日後には、横浜港からUAEに向けて運び出されていたという。
自動車盗の被害は、98年まで3万5000件前後で推移していたが、 99年が4万92件、昨年は5万6205件と急増。一方、逆に検挙件数は、 98年の1万8210件が昨年は1万1415件と、年々減少傾向にある。 盗難車が被害者の手元に返る還付率も、96〜98年は5割前後だったが、 昨年は38・3%と急落した。 摘発の恐れがある国内処分を避け、海外で売りさばく例が増えているためとみられる。 関連ページ いろいろな安全対策INDEX
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